美味しいお米の炊き方
新米の美味しい炊き方
農産物検査法で水分規定は16%以下と定められており、古米も新米も水分量からいえば水加減は同じで良いことになります。ですが、新米は組織が軟らかいので吸水や火の通りが早く、水加減は1合に対して大さじ1くらい控えめにして炊いてみて下さい。ただお使いの炊飯器で違いがありますのでご了承ください。
美味しいお米の炊き方
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ボウルに入ったたっぷりの水に米を入れます。米に水道から勢いよく水を加えるとヌカが米にこびりついて落ちにくくなります(最初の1回目の水洗いに時間をかけすぎると、ヌカの匂いが水といっしょに米粒に吸収され、炊いたごはんはヌカ臭くなります)。
- 2~3回、水を取り替えて手早く洗います。 水で米を回して水が白くにごれば水を捨てます。
- 水を捨て、手で米をとぎます。米粒と米粒をすりあわせる感じでサクサクと音をさせながらとぎましょう。
- この後、さらに水を加えて洗い、水が澄んだ感じになる位まで水をかえて洗います。
最近は精米技術が進んでいるため、力を入れて洗う必要はありません。とはいえ、泡立て器などを使うとお米が砕けてしまいますので、気をつけましょう。また、お米のでんぷんが溶けやすくなりますので、お湯を使うのは禁物です。
炊き方のポイント
どれくらいお米を水につけていますか?ごはんをおいしく炊き上げるには、お米の芯まで十分に水を浸透させることが大切です。吸水が足りないと、でんぷんが十分にやわらかくならないため、ふっくらと炊き上がらないことがあります。
ただ、季節によって水温や気温に差があるので、浸水時間の加減をしましょう。
おいしさを保つための工夫と、残ったごはんの保存方法
よりおいしくするほぐし方
炊き上がったらすぐに、しゃもじをごはんの周りにぐるりと入れ、ごはんを返すように真ん中に向かって早く混ぜ、ごはんの上下を入れ替えます。
切るような感じで、ごはん粒をつぶさないように混ぜます。
おひつに入れるとおいしいというのは、木がほどよく余計な水分を吸ってくれるからなのです。
保温の目安
保温状態 にあるごはんは、時間が経つにつれてどうしても乾燥してしまい味は落ちてしまいます。炊飯器にもよりますがおいしく食べるには、半日くらいで食べきりましょう。
余るようであれば、炊きたてを即、冷凍保存するのをおすすめします。
温めるときは自然解凍ではなく、電子レンジで温めると炊き上りに近いおいしさになります。